2学期終業式

 
 平成22年度 2学期終業式 校長講話    2010/12/24

 9月に大阪スポーツ賞贈呈式に出席する機会がありました。卓球の福原愛さんやフィギュアスケート織田信成さんらも表彰された式典です。ある高齢の方が表彰を受けるため舞台への階段をあがろうとしましたが、足腰が不自由なのかずいぶん危なっかしく見えました。すると一人のすわっていた女性がさっと駆け寄り手をさしのべ壇上へ誘導してあげたのです。実はこの女性も表彰を受ける方でした。
「どんなスポーツにかかわる人なのだろう?」私はその女性の紹介に興味津々でした。その方は今年全国制覇を成し遂げた四天王寺高校ハンドボール部の監督さんでした。
 「強い人ほどやさしい」、そのとき実感しました。
 今日で2学期が終わります。「石尾中学校の生徒をほめてやってください」と、地域・保護者の代表や小学校の校長先生から先日言われました。これはうれしいことですし、私もみなさん一人一人は誠実で強くたくましくなったと思います。
 この冬休み、新しい年を迎えます。もう一歩成長してください。人への心配りと思いやりをもった本当の強さを身につけてください。そして、みんなで「石尾中学校創立50周年」の記念すべき年をすばらしいものにしましょう。

 給食委員会からの表彰
 給食残量の少なかったクラスが表彰されました。
 



 部活集会校長講話
  終業式の続きです。四天王寺高校ハンドボール部の監督はごくふつうの女性の先生でした。つづいて表彰されたキャプテンもふつうの女子高校生でした。
こんな指導者でありたいと思います。そしてこんなチームで日本一になりたいと思います。
 勝ち負けがすべてではありませんが、和泉市で優勝したければ和泉市一の練習をしなさい。大阪で優勝したければ大阪一の練習をしなさい。全国で優勝したければ日本一の練習をしなさい。練習時間の長さではありません。たとえば「練習への真剣さは大阪のどこにも負けない」チームができたとしたら、大阪で優勝できます。
みなさんには学校のリーダーとしてこの石尾をひっぱっていってほしいとお願いしました。おかげで職員室の出入りやあいさつなど見違えるような学校に変わりました。
来年の夏引退まで200日です。1日100球のボールを投げれば20000球です。1球1球心を込めれば必ず変わります。がんばってください。そして、クラブをすることは特別にえらいことではありません。まず中学生としてやるべきことができなければいけません。汗と涙を流しているみなさんだからこそ、より高い目標を掲げすばらしい体験をしてほしいと思います。